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金属工芸のあれこれ(3)〜彫金〜

  • 執筆者の写真: gen tanigawa
    gen tanigawa
  • 2021年1月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年1月25日

 前回は金属工芸の「鋳金」について簡単に紹介しました。

今回は、「彫金」について紹介していこうと思います。

「彫金」は、字のごとく「金属を彫ったりする」技法です。

前回紹介した「鋳金」や、このあと紹介する「鍛金」の仕上げに用いられたりします。各技法で本体を作ったあとの加飾に用いられるというイメージです。

 身近なところでは、「ジュエリーデザイン」は「彫金」の仲間だと考えてもらえれば分かりやすい。。。かも。

「彫金」技法の内容は様々ですが、代表的なものを挙げると、

1:鏨(タガネ)を使って「彫る」

2:打ち出し鏨(タガネ)を使って「凹凸」を作る(=打ち出し)

3:糸鋸(いとのこぎり)を使って切り抜く(=透かし彫り)

があります。


この作品は、蓋の部分に「1」と「3」の技法が使われています。

少し写真はわかりにくいですが、「1」の技法で蓋の部分に鳥の羽が彫ってあります(^_^;)

彫り方にはいくつか種類がありますが、私は主に「毛彫り」という彫り方をしています。

切り抜いてある部分の技法が「3」の透かし彫りという技法です。

「制作過程」(動画編)に、別作品で透かし彫りをしている動画もアップしているので、よろしければご覧ください。


この作品は、「2」の技法が使われています。

蛇の裏側から、鏨で打ち出して、松脂に固定してから、表面に鏨を当てて凹ませていきます。

「金属工芸」のページの作品の写真を観てもらうと、それぞれの技法が使われているのがわかると思います。


もっと詳しくわかりやすく紹介したいところですが、あまり写真がないので、また技法を使う機会が来たら、解説してみようと思います。

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